新年のご挨拶  理事長 髙山健也

組合員の皆様、新年明けましておめでとうございます。

一昨年、昨年は、新型コロナ感染症の拡大によって、生活における色々な面で制限を強いられ、当組合においても、顔と顔を合わせ、言葉と言葉を交わらせていく大事な活動を一つ一つ重ねていくことができませんでした。

そんななか、11月以降の感染状況の縮小を好機と見て、数人の組合員有志が自発的に手を挙げ、短い準備期間にもかかわらず、素晴らしい「ミニ収穫祭」を催してくれました。それと並行して、会の「ふれあい畑」を管理、運営するグループ「リトルファーマーズ」もまた組合員有志によって立ち上げられ、冬野菜の種まき、そばの収穫、もちつき、と多くの組合員を巻き込んだ活動が実施されました。それらの活動は、新型コロナ感染症の拡大によって活動を制限された期間を取り戻してあまりあるほどの人と人のつながりを生み出してくれています。

この組合を大事に思う組合員が、この組合の魅力を共有してもらえるように、様々な活動を企画し、組合員に働きかけていく。これまでもあった活動の積み重ねですが、しかしながら、今、「委員会」や「ブロック」という既存の型にはまらない、新しいうねりが現れつつあります。一昨年立ち上げられ、たくさんの組合員の参加と交流を生み出してきた「いなかもん倶楽部」に端を発する動きです。

前例のない新しい活動であるがゆえに、一つ一つのルール作りにとても時間を必要とし、そして、仕方のないことですが失敗もたくさん経験することでしょう。しかし、その過程にはきっとこの会の魅力の再発見があるはずです。そして、その過程は、きっとこの「いのちと土を考える会」を立ち上げ、育ててきた過程に匹敵する価値があるに違いありません。

もちろんこれまでの活動も、たくさんの方を巻き込んで大事に大事に守り育てていきたい、と思っています。と同時に、この新しく芽吹いたこれらの活動をどのように大きく育てていくか、そのこともまた皆で一緒に考えていけたら、と切に願っています。これからどんな実をつけるのか、楽しみです!!